ついに投票式展覧会の最終日になって搬出に出かけた。何人か出品者の方がおられる。どの絵が誰でどの絵が誰などという話になり、結構緊張して出かけたのだが、打ち解けた。どなたに来ていただいたか芳名帳を見る余裕はなかったが、この場を借りてひとまず来ていただいた方にお礼を申し上げる。そのうちに開票結果と芳名帳のコピーが送られてくるらしいので、改めて礼状は送りたい。会場でオーナーに促され自分でも自分に一票を投じた。今回出品者と話しつつ自分の作品の感想にモンドリアンを持ち出されて自分でも意外だった。「えっそんな風に見えるのか」と思い、ちょっとまずかったかなと思ったが、もうしょうがないでしょう。

山種美術館で春にちなんだ日本画の巨匠展をやっているので出かけてみた。九段あたりをぶらつくのも良いかなと思いでかけた。やっぱり大観があるとしまると思った。小品も大作も程よく混ぜてありなかなか面白く、お客も程よく見に来ていた。美術館の裏手に当たる戦没者霊園は今工事中だ。桜は未だ枯れ木で鴨がのんびり泳いでいる。千鳥が淵のお堀端を歩いて北の丸公園へ行くとまんさくの花が既にいっぱい咲いていた。

映画監督の市川崑氏が亡くなったということだ。自分の中では黒澤明クラスの位置にいたので、偶像の黄昏を感じる。そんなに見ている訳ではないが、一番心に残っているのは「破戒」だ。市川雷蔵主演で、島崎藤村の小説が基になっている。その映像表現は非凡だ。と自分の中では思う。印象的なシーンがいくつも残っている。重い現実と新しい時代精神のヒューマニズム、そして親と子の情愛が見事に画面に結晶した。何度でも見てみたい作品だ。

せんじつMacminiのメモリを取り替えたのは巧く行って動作もきびきびと使いやすくなったのだが、ただ一つ気にかかることが、音がでたり出なかったりで遂には全くでなくなってしまった。色々手を尽くしてみての結論は「コードの接触不良があるに違いない」ということだった。音くらいと思っても長く使っていく上には不便だ。意を決して本日ふたたびMacminiの開腹にかかり慎重にコードの接触状況を点検したら、あろう事か最も肝要なロジックボードと上部をつなぐ帯状コードをドライバーの先で押さえると心持ちさくっと入ったのだ。おおもしかしてこれに違いないのかと試しに起動してみたら見事バーンというMac独特の起動音が鳴り響いた。ちなみにインストールディスクを使ったハードウェアテストも何の問題もなしのテスト結果を得ていたのだ。ネット上の数多の体験談はとても役に立ったので自分も此処に書いておこう。ちょっとした不具合は接触不良ということもありますと。それにしてもMacminiを開けるのはとても微妙なコンピューターを扱うのにすごい力を入れたり、ガシャなんて派手な音がしたりと自冥が縮みます。

一昨日は風邪を引いたらしく鼻水が止まらなかったが、昨日になるとかなり回復していたので、21日までやっている京橋3丁目の画廊へ初日の夕刻19時近くに出かけた。少数だが知り合いで既に初日においでいただいた方もあり、芳名帳をめくり感謝する。一人で複数点を出品されている方も何人かある。複数だと出品料は割り増しになるのだ。感心する。投票を前提にする展覧会は初めてで、独特の緊張感をもってみた。しかも場所はギャラリーのメッカ銀座にほど近い京橋なのだ。点数はざっと20点は超えている。見に来ていただける方はどんな気持ちでおいでになるのか、のぞいてみたい気もする。

今日は午前中から雪が降ったりやんだりの天気です。前回のメモリーの積み増しがとても快適だったので再び1GBのチップを256MBのチップと交換して計2GBとした。今回もびりびりに緊張して交換に臨んだ。事前に100円ショップでラジオペンチを購入して万全を期した。緊張し過ぎと思われるかもしれないが、これでも自慢じゃないがアップルケアとの間を何往復もしているのだ。別件でだが。今回もテストの段階から問題なくそのまま組み上げられてラッキーだった。メモリーはこれで満足だ。写真はメモリー交換後。

アルバムにも投稿したがこちらは向きを180度変えて撮った、アパートの玄関先からのショット。こちらもシャッタースピードを1/1000Sに固定して雪が画面に映るようにした。関東ではこれが通常の年だ。昨年は一度も雪が降らず驚いた。4月を過ぎて降ることもこちらでは珍しくないのに。これで一安心だ。午前11時すぎ。