七月の個展のDM(案内状)の原稿を印刷会社へまわした。今はパソコンの普及で自分で版下を作って印刷へ持ち込むのも珍しくなくなって来た。パソコン登場の前は印刷会社の製版部のやっていた仕事で、かつては職人芸がものを云った所だ。しかしパソコンで制作することで大して難しい仕事ではなくなった。トンボを付けるのもクリックするだけで付いてしまうしらくちんこの上ない。ただし高価なパソコンソフトを持っていて、ある程度使いこなせなければ使えないのは当然だ。自分もイラストレータとフォトショップを持っている。印刷料金もかなり競争の激化なのか安くなっている。よけいに名刺まで作ってしまった。両方の条件を満たさないでDM作りたい方、ご相談に乗ります。

朝起きたら布団の端っこに雀も一羽お眠りだった。ただし永遠の。いつもお世話になっている印だろうか、我輩が朝イチで持参したものに違いない。ちゃんと布団の端に乗っている所がなおざりではない我が輩の気持ちを表していると思う。狩りは推奨している。これもあのほって置いたら手の付けられない熊鼠の為だ。電話線だってかじって不通にしてしまうのだ。朝イチのプレゼントではあるが、自分で食べればと思うが自分では食べない。キャットフードの方が好きなのだ。いまいち、野生を推奨しているのに今時の猫は。

テレビのゴールデンタイムにオリンピック代表選出を中継している。選手のゴールで優勝者が決まると同時にコンピュータシステムの即時性で代表者も決まるのはスリリングだ。代表に決まってマッチョな彼らが涙するのを見ると、こちらも感動してしまう。ヘロドトスが古代オリンピックの遺跡跡に立った時の話が「歴史」に出ていたと思うが、かつての優勝者は名前が石に刻まれた。ただそれだけの為にその鍛えた技能を競ったことにヘロドトスも感動したのだった。

解決したから此処に書いてるようなものの昨日から泡食った。単純にフリントが半分もしくは一部分しか印刷されなかったりと印刷に関する不調なのだが、まずは自分の操作ミスなどの自分の過ちの可能性をさぐってみるがある程度やるとやることもなくなり、ハードかソフトに問題があると目星をつけるが、間違った所をいじっても問題は依然として其処にある。本とネットを手当たり次第使ってみる。今回は結局プリンタドライバが壊れた為に起こったのだった。最初はアプリケーションかとも、あるいは先日取り替えたメモリのせいかなどと色々やったが、こちらの方に突っ込んでいたら出費も馬鹿にならなかった。新しいドライバをダウンロードして取り替えてあっさり解決出来てよかった。ほっとしました。

オリンピック聖火リレーへのイギリスやフランスでの活発な抗議行動には驚く。感心すべきなのか、よその国の人々の苦難に共感するその力に。今度は自由の女神像を贈った国からかつてその像を贈られた国でのリレーが始まる。
　時に川内康範氏が亡くなってその業績が紹介されたがその詩人としての業績の大きさに驚く。その時代を代表する楽曲の作詞がいくつもある。月光仮面というヒーローも生み出した。なんと感じておられたであろうか。そもそもオリンポスの神々への奉納ということで古代オリンピックは始まったのではなかったか。近代オリンピックもその平和への意志を受け継ぐ。安直な政治コマーシャルであるなら、神々も怒り給うよ。

今日の日曜は昼頃は風もなくよい天気だった。水元公園へ行ってみるとあの広い敷地にたくさんの人が思い思いに花見をしたり寝そべったり運動したりしている。メタセコイアの枯れ木もついに芽吹いた。かすかにその林は緑がかって霞んでいる。

銀座に出たついでに松屋で開催中の日春展と日本橋の三越でやっている春の院展をどちらも無料なのでよってみてみた。日春展は展示の仕方がいつもと違っているようでいつもは比較的簡単に大御所の作品を見つけられるのに今年はよくわからなかった。春の院展はわかりやすい。同人の古い順のようだ。変に民主的にやるよりこっちの方がよい。今年は片岡球子の作品はない訳で顔の表情が緩む独自のスタンスであったのだと再認識した。ベクトルの方向性が似通ってしまった。