ヨシキリ亭in 江戸川 日々に感じた事を写真画像付きで。 | ||
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2012年8月28日(火曜日) | ||
放射能利用とモノリス | 18:05 yanagi | |
国民の脱原発への意思が明らかになった。自分の住んでいるところが福島のようになると考える想像力があれば、当然だろう。津波で流された松材で京都の大文字の送り火をするというアイデアを断固拒否した其の感情は脱原発に向かわせる感情と同じものである。 ここでどういう訳か映画「2001年宇宙の旅」のあのモノリスの出現場面を思い出す。まだ猿に近かった人類の祖先はモノリスに畏怖の念を抱く。数百万年をへて道具を自在に扱いコンピュータさえも道具として使って宇宙船の管理を任せている。其のように進歩を遂げた人類にとっても変わらず謎であり続けるモノリス。 相対性理論を編み出し、原爆を作り、原発をも作ったが、そんなもの作って道具として使っていいものなのか。もっと別の関わり方があるのではないのか。 | ||
2012年8月22日(水曜日) | ||
ゴヤの巨人とシリアでの邦人ジャーナリスト殉職 | 12:28 yanagi | |
シリアでの内戦取材中に邦人ジャーナリストが殉職したという報道が21日のすべてのメディアでかけめぐって、国民にショックをあたえた。この時どういう訳か、ゴヤの有名な「巨人」という絵が戦争を描いたものだったんだと言う事がふと頭に浮かんだのだった。これまでは漠然と革命を擬人化して描いたものだろうと思っていたのだ。 前景に逃げ惑う家畜や民衆が描かれている。向うに無関心な様子で巨人がどこかを目指して移動中である。民衆は決起しているのではなく逃げ惑っているのだ。それに戦争はゴヤの主要テーマでもあった。銅版画で其の悲惨さやばかばかしさをいろんな角度から描いている。銃殺の場面を描いた油絵は代表作としてよく知られている。戦争は相手があるものである。相手があるものはどのように推移してゆくかコントロールする事は出来ない。これまでも戦争を無くするために国際機関がたくさん作られて来たが、現代に置いても相変わらず、悲惨な状況は世界中にある。今回の事件も国連監視団が引き上げるという報道のあとだった。少なくとも国家間の戦争は、日本国憲法前文にあるように、永久に無くなってほしいものだ。 | ||
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