ご存知のように文部科学省が作成した放射線副読本が4月以降、希望した教育委
員会の管轄の学校で配布され教材として使われようとしています。その内容につ
いて私も批判しました。
(PDFで14ページです。ご希望の方は連絡いただければ添付ファイルで送ります)
しかし横浜市ではその内容に沿った指導が全小中学校で命じられ、それとは異な
る資料を配布した教員が譴責されるという事態が起きています。
原子力安全神話が破たんしても、今度は放射線は怖くないという神話が押し付け
られようとしています。
しかもその副読本は福島全域で配布されるのです。
それに対して、福島大学の若手の先生方(私がお会いした方もいます)が放射線
副読本研究会を組織し、今度『放射線と被ばくの問題を考えるための副読本〜減
思力を防ぎ、判断力・批判力を育むために〜』を作成されました。
福島大も学長は県の意向を受け、放射線の危険性を過小評価する状況にあります。
その中でこのような副読本を作成されたのはとても勇気ある取り組みだと思います。
内容的にも、様々な論点をきちんと書いていて、子供だけでなく市民としても考
えさせられるものになっています。
ぜひこれを多くの人々に広めていただきたいと思いこのメールを出します。
ぜひご覧いただき、お知り合いの方々にも紹介してください。
福島大学 放射線副読本研究会 で検索すればすぐ出てきます。アドレスは下記
です。
https://www.ad.ipc.fukushima-u.ac.jp/~a067/FGF/FukushimaUniv_RadiationText_PDF.pdf
小寺隆幸(京都橘大学)
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