エネルギー問題を考えるために

日付:  Wed, 17-Apr-2013
カテゴリ: メッセージ

これから20-30年も経つと超電導電力ケーブルは 地球の裏側まで損失ゼロで電力を届けることができる量産体制が整う と期待します。
高温超電導が発見されて今年で27年。やっと、北海道 で発電所からデータベースセンターへの2kmの直流地下埋設送電を超電導ケ ーブルによって実現するプロジェクトが動き始めたことが今日の講 演会でも最大の話題でした。うまくいくと北海道の北に伸びる方向に これから建設されようとしている風力発電をつないでいく ために超電導ケーブルを後に延長していくことがプランされています。

 先日、自民党の政務調査会の朝食会で意見を求められたので民間事故調 や学術会議のエネルギーに関する分科会などで私の学んだことをお話しま した。1時間半ほどの話し合いでした。
私の基本的な認識は原子力のリスク を減らそうとするほど原子炉の再稼働は難しくなり、かつ、お金もかかる。 どこで妥協するかがこれから問題になります。
一方、新エネルギーの受入れ 速度が中国、アメリカ、ヨーロッパでこの2-3年非常に急速になっています。 特に福島事故の影響もあり、海外の動きは急です。その状態も良く考えてみ ないと、原子力のことだけを見ていても結論は出せないと思います。
 使わせていただいた資料をお送り致します。
ご参考にしていただけると幸いです。どうぞご自由にお仲間で見て 頂けますよう。
北澤宏一

ps.先生は急性肝不全の為、9月26日都内の病院で逝去されました。心より先生のご冥福をお祈りします。


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