【丸木美術館より】丸木位里展とヨシダ...

日付:  Thu, 11-Nov-2010
カテゴリ: メッセージ
丸木美術館ではただいま〈没後15年丸木位里展 戦前の作品を中心に〉 を開催中です。 水墨画家として当時の前衛芸術運動に密接に関わりながら、 特異な表現を確立していった丸木位里の1930年代後半から 1940年代前半の作品に焦点を当てて紹介しています。
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2010/2010iri.html

11月13日(土)には、埼玉県鶴ヶ島市在住の美術批評家 ヨシダ・ヨシエ氏をお迎えして、 「丸木位里の芸術・靉光(あいみつ)との交流」と題する 講演会を行います。 時間は午後2時から3時30分まで。 参加自由(当日の入館券が必要)となります。

ヨシダ・ヨシエ氏は1929年生まれ。 1950年代初頭に丸木夫妻の《原爆の図》を背負って 全国各地を巡回した経験をお持ちの方です。 また、日本のシュルレアリスムを代表する画家で、 丸木位里と親しかった靉光(1907-1946)の研究者としても知られています。 とりわけ、上海で戦病死した靉光の最期の状況を知るために丹念な調査を行い、 ついに隣の病床で靉光の死を見届けた人物をつきとめたことは、 洲之内徹の『気まぐれ美術館』(新潮社刊)の 「靉光の死を見届けた人」に詳しく記されています。 今回の講演では、戦前・戦中期に描かれた丸木位里の水墨を中心とする 作品を前に、1930年代の丸木位里や靉光たちが目指した「芸術の革新」に ついて、ヨシダ氏の鋭い視点から論じて頂きます。

また、11月20日から23日まで(22日は休館)は、丸木美術館2階の アートスペースにて、「平川恒太個展 The Neverending Story」が 開催されます。
http://hirakawakenkyujyo.blog104.fc2.com/blog-entry-185.html
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2010/2010hirakawa.html
平川恒太氏は多摩美術大学の現役学生ですが、すでに多彩な表現活動を展開し、 ターナーゴールデンコンペティション優秀賞やVIA ART 2008EFD KURATA賞 などを受賞している注目の若手作家です。。 今回の個展では、未だ終わることの無い戦争をテーマに、戦争と平和の関係を 描き出します。
会期中にはイベントも予定されています。ぜひご参加ください。
●11月20日午後1時 トークショー1(ゲスト:楠見清、木村覚)  同日午後3時オープニングレセプション
●11月21日午後2時 トークショー2  (ゲスト:花房太一、chim↑pom(卯城竜太)、丸木美術館学芸員、他)

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原爆の図丸木美術館
開館時間  午前9時〜午後5時 (12月〜2月にかぎり午前9時半〜午後4時半) 休 館 日 月曜日(祝日の場合は翌平日) 夏休みは休館日なし 年末年始  12月29日〜1月3日
marukimsn@aya.or.jp http://www.aya.or.jp/~marukimsn/ 355-0076 東松山市下唐子1401 TEL:0493-22-3266 FAX:0493-24-8371
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