ヨシキリ亭in 江戸川 日々に感じた事を写真画像付きで。 | ||
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2013年8月26日(月曜日) | ||
プーシキン美術館展を見る | 09:23 yanagi | |
24日に横浜美術館で開催中のプーシキン美術館展をみた。広告に使われていたルノアールの絵から印象派が主要な展示なのかなと思っていたら、クラシックの作風のものからレジェのものまで、それぞれの年代を取り揃えてあった。和風にいえば江戸時代から戦後すぐあたりまで幅広い。それぞれちょっとずつあるから、流れを見るのにはちょうど良いのかもしれない。そうして見る事で、印象派の絵というものの意味がつかめた気がした。クラシックの絵は主に主題が神話ということになるのだが、時代が下るごとに、人間の営みに主題が移ってくる。印象派になると色彩の発見という言葉が頭に浮かんだ。広告に使われたルノワールのサマリーの肖像にしても、一見ピンクに見える画面も近づいてみると、細い筆で青い線が細かに刻み込まれている。タッチでいえばゴッホとかロートレックを連想する感じだ。単なる描写ではない。自分の中ではセザンヌの人物画が印象的だった。直接的にピカソを連想した。ピカソの若い頃の絵もあってよかった。 こうして流れで絵画を見ると、ルノワールとかセザンヌの活躍した印象派から其のあとの時代が最も輝かしく見える。このコレクションは個人のコレクションが基になっているらしいが、美術の優れた感性をつかみ取っている感じがした。 | ||
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