ヨシキリ亭in 江戸川 日々に感じた事を写真画像付きで。 | ||
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2018年5月28日(月曜日) | ||
子猫はいらんかね | 19:38 yanagi | |
2018年4月22日(日曜日) | ||
プラド美術館展を見に行った。 | 19:56 yanagi | |
15日の日曜、混んでいるのを覚悟で上野の西洋美術館へプラド美術館展を見に行った。はっきり言ってベラスケスが目当てだが、プラド美術館という世界的に有名な美術館の作品群もみれるとあって、前々からチケットを手に入れてみにいった。入場してみるとさほど混んではいない。十分にゆっくりと観賞することができた。ティツイアーノ、バンダイク、クロードロランなどの有名所も有ったが,ベラスケスが7点来たということだ。 フェリペ4世の像は20代の頃に見たことが有ったが、それ以外は初めて見るものだと思う。とくにチケットの図柄にも使われていたカルロス王子の騎馬像はおもわずかっこいいと心のうちでつぶやいていた。 それから20の頃の作品とされる東方三博士の礼拝は描写から構図まで見事だった。幼き中にも思慮深さの伺える幼児の表情、それを静かに見守る母マリア、お祝いに駆けつけたものたちの控えめな表情。カラバッジョ譲りの明暗の対比も全てが夜明けの静謐さの中に有る。同じ部屋にルーベンスの聖母子の像があったが、こちらは表情からして幼児のものとは思われない、今時のテレビコマーシャルを連想させた。 全体的に宗教画がほとんどである。もちろん17世紀のものを持って来ているのだかから、その時代の絵画ということである。 | ||
2018年2月24日(土曜日) | ||
デビッドリンチ・アートライフ | 12:53 yanagi | |
新宿のシネマカリテでデビッドリンチ・アートライフをみた。なかなか良かった。ほとんど本人が出ずっぱりで絵画作品作りにいそしんで且つナレーションを行っている。映画による自伝である。一層親しみがわく。 じつは昨年秋口に新宿角川シネマで公開された6作品のうち5作品を見ている。その時予告が流されたりしていた。 今日(20日)は仕事帰りの上食事を済ませて館内は暖かく椅子はふかふかである。睡魔に襲われた。2,3秒は落ちたかもしれないが,最後まで見た。 デビュー作・イライザヘッド・が一番良いと思ったのだったが,その背景の説明などもあった。一番恵まれない時代の作品と言ってよいだろう。しかしこれはアートライフの始まりを告げる号砲とも言える作品となった。映画の時空は此処までである。スタンリーキューブリックに激賞されたらしい。一般にはツインピークスで広く知られるようになった。もう映画から引退するらしい。 | ||
2017年12月30日(土曜日) | ||
2017年末、今年の流行語 | 06:41 yanagi | |
2017年の流行語大賞に インスタ映え が選ばれたというが自分の周囲では全くそんな印象はない。自分個人的にはAIである。昨年はIotが遥か未来を志向する言葉として現れた。もちろんそういう事象は現実世界で進んで行く事と思う。しかし流行語として、これまでもあった言葉であるが,現実世界を急激に変えてAIが現れて来た。とくに囲碁の世界で今年グーグルのAIが人間を圧倒するようになると、ほかの強力なAIも現れて、それが象徴するようなかたちで、車の自動運転の実現の話題もでてきた。 そんなこんなで自分は、2017年の印象的な言葉としてAI(人工知能)をえらびたい。 | ||
2017年9月18日(月曜日) | ||
大林宣彦映画祭 | 11:21 yanagi | |
池袋の新文芸座で9月17日まで約二週間大林監督の映画祭があった。主要な作品が掛けられたので、もっとたくさん見たかったが結局最終日とその前日の二日間に三作品を見た。大林監督はテレビのドキュメンタリーにもなっているように現在闘病中で、新作映画「花筐」の完成記念の意味も込めての映画祭であった。関係の俳優女優さんがその間に登壇されてお話をされた様である。最終日の17日は女優の常磐貴子さんが登壇された。そしてサプライズとして、闘病中の大林監督の客席からのお話もあって、さらに数人の関係者の登壇となかなか楽しい映画祭の終幕となったのであった。最終日は野のなななのかという近作の上映があった。かつて80年代の話題作とはかなり様子の異なった作品となっていた。なななのかとは四十九日のことで、生と死の微妙なしかも戦争とからめた哲学的な難解な編集となっていたが映像自体はとてもきれいなものだった。。中原中也の詩句がとても効果的に使われていた。かつてのイメージでみると大林監督の作品とは分からないだろう。1日前の16日にはさびしんぼう(富田靖子)、転校生(小林聡美、尾美としのり)のかつての話題作が上映された。詩的な叙情を映像にしたものだが、今のデジタルで撮ったらもっときれいな絵になっていただろうか。音楽に既成のクラシック名曲が使われていて、其の点が角川映画で撮った作品が際立ったのに比べるといささか、イメージが際立たなかったと思う。 最新作の「花筐」は戦争と若者をテーマに描いたものらしい。映画作家も撮りたいものをとるというしっかりした気持ちを持っていないとできないだろうなと思わせられた。 | ||
2017年8月07日(月曜日) | ||
原田知世映画祭 | 16:55 yanagi | |
原田知世映画祭が5日からスタートした。知世ちゃんのデビュー35周年ということで、主な主演映画を1日一回一作品ずつ5日から、18日まで上映する。昨年の角川映画祭で見逃した愛情物語をヒューマントラスト渋谷へ6日に見に行った。ネット予約解禁の日の深夜、知世ちゃん登壇の日の11日の予約をまたしても取れずに涙をのんだので、他の日の具合はどうなのかと思いつつ出かけたのであったがあっけないほどの入りであった。 佳作であった。監督である角川春樹氏は俳句的発想で、あまり脈絡も無くダンスシーンが入ってくるが、知世の超絶ダンスと春樹氏も言っているように、ニューヨークから連れて来たプロのダンサーにまじってダンスシーンはどれも素晴らしい。 だがストーリーを進める上で大きな役割を持つ足長おじさんの存在はあっけない。音楽も春樹氏のかねての主張の通りユーミン、大貫妙子などの素敵な楽曲もある。春樹氏のトラウマとなっている妹さんの死も劇中に取り入れられ、形見の品を身につけてオーディションのダンスを踊り主人公美穂は合格する。この点も悪くはないと思う。知世ちゃんありきのアイドル映画として佳作であると思う。ダンスシーンを別にしても全体として色彩に乏しい。配役などタイトルも出ていないのはどういう事か劇場係員に聞かずにでてしまったので、次には聞いてみたい。くじで記念ポスターが当たってもらって来た。嬉しい。この映画祭に皆勤だとサイン入りポスターが貰えるが、この時期それは無理でしょう。 | ||
2017年6月21日(水曜日) | ||
原田知世リリースパーティ | 16:31 yanagi | |
今年は原田知世ちゃんの35周年記念の年ということで「音楽と私」のcdを7月4日にリリースするので、知世ちゃんの初期の主演映画である『時を駆ける少女』の映画上映と「音楽と私」のcd込みのリリースパーティのチケットを申し込んだが落選してしまった。会場は角川シネマ新宿である。くじで公平を期した主催者の意図はわかるので、くじ運のみをたよりに受付初日に申し込んだのだが、残念な結果に終わってしまった。チケット専門のオークションサイトでは3倍の金額で出品されている。出品の理由付けは様々有ろうが、定価の3倍は暴利をむさぼっていて、自ら理由付けを裏切っている。1.5倍くらいまでなら払ってもいいと思うが、定価の何倍ともなると不快でもある。折角のおめでたい作品を送り出す場に水を差す。自分が落選したという事も含めて残念である。
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2017年2月27日(月曜日) | ||
映画「日本と再生」をユーロスペースでみる | 19:29 yanagi | |
自然再生エネルギーに興味が有ったので勉強に渋谷のユーロスペースへ日本と再生 光と風のギガワット作戦を見に行った。見ていて暗澹とした気持ちになった。2011の福島の事故以来自分も決定的に変わったと思う。ところが世界もそれで変わったのだ。アメリカも、中国も、ドイツも。当の日本だけが変わらず原発をベースロード電源と位置づけ、再起動しているのだ。原発に手を出していまや、会社が亡くなるかもしれない、日本の代表的電気会社の東芝と重なって、暗澹としてしまった。 どの国も原発は合理的な理由から減らしてゆく傾向にある。建設費用は必然的に高騰してゆく。ますます割りに合わなくなってゆく。 しかし自然エネルギー自体は日本は恵まれているらしい。技術も有る。全てを再生エネルギーに置き換えると何十兆円もかけて、タンカーで輸送する必要も無くなり,新しい産業構造に移行してゆく。何故できないのか,利権構造が出来上がっていて,それを死守しようとする勢力が有る。 熊本の地震災害で送電線も倒れたが、再生エネルギーで自家発電している所は、何の問題も無かったという事だ。とにかく鬱っとおしい技術を捨てて新しい社会へと脱皮したいものだ。 | ||
2017年2月18日(土曜日) | ||
映画「奇蹟の人」をみる | 16:34 yanagi | |
映画館で1962年のアメリカ映画奇蹟の人をみた。それほど期待して行った訳ではなかったが、映画館を出るときには興奮していた。ヘレンケラーの物語であるとは、知っていた。タイトルがTHE MIRACLE WORKERという。あれっと思ったが、見終わって、これは主演はサリバン先生で助演がヘレンケラーの物語なのだ。とにかくサリバン先生の熱情なしには、ヘレンケラーはあり得なかったろうと思わせる。まさにTHE MIRACLE WORKERと呼ぶにふさわしい。サリバン先生には情熱を注ぐ彼女なりの切実な過去が有った。 二人の格闘シーンが延々と続くが、これが素晴らしい。実際に殴り合っているのだと錯覚してしまいそうだ。このサリバン先生のヘレンケラーに真摯に向き合う事なしには、ヘレンケラーの教育は無かった。傑作映画である。教育を考えるときに示唆に富むと思う。アン・バンクロフトのサリバン先生、パティ・デュークのヘレンケラー、1962年の主演女優賞と助演女優賞だそうだ。監督はアーサー・ペン。俺たちに明日は無いなどを撮っているそうだ。 | ||
2016年12月02日(金曜日) | ||
すみだ北斎美術館開館 | 12:57 yanagi | |
11月22日にすみだ北斎美術館が開館したので、先日見に行った。場所は江戸東京博物館の線路沿いの少し先あたりにある。建物自体は小さい。丁度日曜で行列になって入場券を求めて、中へ入ると、宣伝に使われた北斎の肉筆絵巻物が有った。細密な筆づかいで、日常に筆を使った,江戸時代ならではの仕事では無かろうか。巻末の女性の顔の描写は類型的だが、髪型は一人一人皆違って、簪や髪飾りをそれぞれかきわけている。すごいとおもう。こういう作品を見る事で、現代とは違ったこの時代精神と出会うことができると思う。北斎の絵師としての初期の春朗のころの浮世絵にも言えるが、鈴木春信を思わせる人物の彫りの細密さはこの時代のものである。現在前期の展示で、後期も予定されている。行ってみたいと思う。
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