ヨシキリ亭in 江戸川 日々に感じた事を写真画像付きで。 | ||
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2017年9月18日(月曜日) | ||
大林宣彦映画祭 | 11:21 yanagi | |
池袋の新文芸座で9月17日まで約二週間大林監督の映画祭があった。主要な作品が掛けられたので、もっとたくさん見たかったが結局最終日とその前日の二日間に三作品を見た。大林監督はテレビのドキュメンタリーにもなっているように現在闘病中で、新作映画「花筐」の完成記念の意味も込めての映画祭であった。関係の俳優女優さんがその間に登壇されてお話をされた様である。最終日の17日は女優の常磐貴子さんが登壇された。そしてサプライズとして、闘病中の大林監督の客席からのお話もあって、さらに数人の関係者の登壇となかなか楽しい映画祭の終幕となったのであった。最終日は野のなななのかという近作の上映があった。かつて80年代の話題作とはかなり様子の異なった作品となっていた。なななのかとは四十九日のことで、生と死の微妙なしかも戦争とからめた哲学的な難解な編集となっていたが映像自体はとてもきれいなものだった。。中原中也の詩句がとても効果的に使われていた。かつてのイメージでみると大林監督の作品とは分からないだろう。1日前の16日にはさびしんぼう(富田靖子)、転校生(小林聡美、尾美としのり)のかつての話題作が上映された。詩的な叙情を映像にしたものだが、今のデジタルで撮ったらもっときれいな絵になっていただろうか。音楽に既成のクラシック名曲が使われていて、其の点が角川映画で撮った作品が際立ったのに比べるといささか、イメージが際立たなかったと思う。 最新作の「花筐」は戦争と若者をテーマに描いたものらしい。映画作家も撮りたいものをとるというしっかりした気持ちを持っていないとできないだろうなと思わせられた。 | ||
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