新聞に出ていたが、大気中の二酸化炭素の量がある機関で継続的に観測していて昨年あたり最も高い値だったそうだ。今年などは一般の我々でもみじかにその効果を感じたのではないか。おまけに世界中の情報が即座に報道される時代である。来年はどういうことになるのやら。少年雑誌を読んでいた昔、石油資源が枯渇する未来の話とか出ていたが、発展した社会にいかなる事態が襲いかかるのやら、想像もつかないが、難しい時代になったことは残念ながら当たっているようだ。悲観的になる必要はさらさらないが、自覚する必要はあるだろう。

東京国際フォーラムでトロンショーが開幕したその初日に見に行ってきた。大手の富士通などの他、有限会社で出店している年配の技術者の方、大学の研究者の方、色々お話し出来て為になったが、もっと素人に分かりやすい展示の仕方を考えてみるのもありなのではと思った。

秋の風情を撮ろうと思い戸定邸へ行った。レンズはライカエルマリートレンズである。ご多分に漏れず自分もライカファンだ。以前銀塩カメラの頃、ライカで撮ったのが一番目で見た景色と違和感がなかった。ぼけ味がどうとか難しい話では全くない。ごく素直な感想からファンになった。やっぱりシャッターは直接押さない方が良いようだ。200グラムくらいしかないのにぶれない訳がない。ライカは今ナショナルパナソニックが作っているようだ。パナソニックの機種を選べば中身はそっくりライカがうんと安くで手に入る。

新しいデジカメが届いたので少しいじってみた。なれるのにちょっとかかるだろうが良い感じだった。今のデジカメは機能がすごくて必ずしも一眼レフでなくとも、それなりのものを選べば、絞りとかシャッタースピードとかも調節出来るし、あらゆる撮影モードもよりどりみどりだ。レンズを変えて撮る楽しみはないが。設定をスムースにやれるまでなれるのは少し時間がかかりそう。画面も横長の画面から3種類が選べる。そのうち凝った写真でも撮ってみようか。写真は柴又帝釈天の近くから撮った夕日。塔の右手には富士山が見える。光学ズーム。それにしても空が雑多であるなぁ。

ついでがあったので三越の近所の三井記念美術館で安宅コレクションの秘宝を見てきた。さすがに1000円とるだけあって名品がふさわしい所に展示してあった。目玉の油滴天目も堪能した。人の技を超えたものを感じた。しかしこれもかつての陶工によって生み出されたものだ。再び地上にもたらさんとして財産をなくしてしまう陶工もいるということを聞いたことがある。他にも名品が多数あり、かつての人々が生活の中に芸術を愛する心をその展示作品を通して如実に感じた。
デジカメは既に注文した。画素数1000万を超えるローファイルも扱えるものだが一眼レフではない。重たいもーん。よって画像はない。

やはりデジカメは壊れていた。風景などを撮る分には差し支えないが、ランプなど光源を使って撮ろうとすると使い物にならない。人で言えば内蔵系だろうか。修理に出すのは今回で2度目だが、前回はレンズがスイッチを入れてもうんともすんとも動かずわかりやすく、レンズに繋がった部分をごっそり取り替えた。高かった。世の中もう明日から師走だ。デジカメの出番は何かと多い。この写真のように思わず赤い実をいっぱいつけたノイバラの木を見つけてデジカメすればうれしい。早くなおってこーい。

今日我輩がまた雀を捕ってきてくれて、目の前で動かない雀を相手にひとしきり遊んだ後出て行ったので、即移植ごてを持って埋めにいった。狩りは推奨するが、それもひとえに鼠に対抗するには猫の能力しかないという確信がある為だ。その後久しぶりに水元公園で紅葉を楽しんだが、真っ赤な大きな錦木にカメラを向けたとたんカメラが不調になり、壊れてしまった。明日さくらやに持っていこうとがっかりして帰ってから、確認するとなんと復活していた。スイッチの切り替えに処理が間に合わずにトラブったと思われる。何はともあれめでたしめでたし。写真は黄色い葉っぱの付き具合に味があるポプラ。

22日に浅草のアサヒビール本社のロビーコンサートへでかけた。年来の友人のブキチ君がパフォーマンスをするのを見届ける為だ。幾分心配も抱えつつのコンサートであったのだが、見事に完成度の高いパフォーマンスで、若手の金管五重奏団とのコラボレーションを楽しんだ。友人たちのサポートがあってのこの結果だとは思うが、見事なエンターチメントになっていた。本人のこれまでの蓄積は言うまでもない。これからの彼のパフォーマンスがどう変わるのかまた、変わらないのか、こちらも楽しみである。

8日からスタートした銅版画展が20日で閉幕を迎えた。毎日板張りの、少しきしむ音のするギャラリーへ出かけた。暇な時間とも言えるが、自分が2000年前後に生み出した29点と毎日対峙した。画廊に空間を共有して十数時間を掛けて生み出された作品と対峙していただいた方々には感謝の気持ちでいっぱいだ。黙って作品の前に立ち黙ってその前を去る。その心の内に何が生じたかは、口に出さない限りは知る由もない。たいした数ではなかったが通りの買い物の途中の方にも寄っていただいたし、ケーブルテレビで内容を要領よく高画質の画面で流してもいただいた。これらの銅版画をみんなに見ていただくのは初めてだ。全体ではまだ1/8ほどでしかないので機会があれば、これからも作品をご高覧いただける場を設けたい。

先日朝からガスが止まったのであわてて外に出てみたら、大振りのどら猫がひなたぼっこをしていた。その横で泡食ってガスボンベを確認している自分がいたのだが、結局コンピュータ制御のガス遮断装置が作動して光が点滅しているのを発見した。これで装置を解除してガスが出るようになったが、この装置は地震など震動を受けたときに作動して今までも、大風の時などに作動したことがあった。結局どら猫がひなたぼっこの為に飛び乗った時の震動でガスが止まったのだと結論した。自分としてもその原因と結果の意外さにあきれたのでブログに書くことにした。