映画監督の市川崑氏が亡くなったということだ。自分の中では黒澤明クラスの位置にいたので、偶像の黄昏を感じる。そんなに見ている訳ではないが、一番心に残っているのは「破戒」だ。市川雷蔵主演で、島崎藤村の小説が基になっている。その映像表現は非凡だ。と自分の中では思う。印象的なシーンがいくつも残っている。重い現実と新しい時代精神のヒューマニズム、そして親と子の情愛が見事に画面に結晶した。何度でも見てみたい作品だ。

せんじつMacminiのメモリを取り替えたのは巧く行って動作もきびきびと使いやすくなったのだが、ただ一つ気にかかることが、音がでたり出なかったりで遂には全くでなくなってしまった。色々手を尽くしてみての結論は「コードの接触不良があるに違いない」ということだった。音くらいと思っても長く使っていく上には不便だ。意を決して本日ふたたびMacminiの開腹にかかり慎重にコードの接触状況を点検したら、あろう事か最も肝要なロジックボードと上部をつなぐ帯状コードをドライバーの先で押さえると心持ちさくっと入ったのだ。おおもしかしてこれに違いないのかと試しに起動してみたら見事バーンというMac独特の起動音が鳴り響いた。ちなみにインストールディスクを使ったハードウェアテストも何の問題もなしのテスト結果を得ていたのだ。ネット上の数多の体験談はとても役に立ったので自分も此処に書いておこう。ちょっとした不具合は接触不良ということもありますと。それにしてもMacminiを開けるのはとても微妙なコンピューターを扱うのにすごい力を入れたり、ガシャなんて派手な音がしたりと自冥が縮みます。

一昨日は風邪を引いたらしく鼻水が止まらなかったが、昨日になるとかなり回復していたので、21日までやっている京橋3丁目の画廊へ初日の夕刻19時近くに出かけた。少数だが知り合いで既に初日においでいただいた方もあり、芳名帳をめくり感謝する。一人で複数点を出品されている方も何人かある。複数だと出品料は割り増しになるのだ。感心する。投票を前提にする展覧会は初めてで、独特の緊張感をもってみた。しかも場所はギャラリーのメッカ銀座にほど近い京橋なのだ。点数はざっと20点は超えている。見に来ていただける方はどんな気持ちでおいでになるのか、のぞいてみたい気もする。

今日は午前中から雪が降ったりやんだりの天気です。前回のメモリーの積み増しがとても快適だったので再び1GBのチップを256MBのチップと交換して計2GBとした。今回もびりびりに緊張して交換に臨んだ。事前に100円ショップでラジオペンチを購入して万全を期した。緊張し過ぎと思われるかもしれないが、これでも自慢じゃないがアップルケアとの間を何往復もしているのだ。別件でだが。今回もテストの段階から問題なくそのまま組み上げられてラッキーだった。メモリーはこれで満足だ。写真はメモリー交換後。

アルバムにも投稿したがこちらは向きを180度変えて撮った、アパートの玄関先からのショット。こちらもシャッタースピードを1/1000Sに固定して雪が画面に映るようにした。関東ではこれが通常の年だ。昨年は一度も雪が降らず驚いた。4月を過ぎて降ることもこちらでは珍しくないのに。これで一安心だ。午前11時すぎ。

今日昼過ぎにサーバーとして使っているMacminiのメモリを256MBから二枚のうち一枚を1GBに取り替えた。無事に問題なく終わったがMacminiをあけるのは初めてでずいぶん緊張した。ネットにはいろいろ情報があってとても参考になったが、今日二度目の挑戦でようやく成し遂げた。昨日は途中勇気ある撤退を選択したのだ。最悪起動しなくなることを考えると、いい加減なことは出来ない。ある程度実地の経験を手に入れたことで、昨日は先端がマグネットになっているドライバーを金物屋に買いに走った。今日はこれが大いに役に立った。ストレス無くメモリーを取り替えたいとお考えの方にはこれをお勧めする。ずいぶん起動が速くなったと思う。途中メモリーを認識しているか、カバーを取り付ける前にテスト起動してみたときに、すぐにこれは大丈夫だと分かったほどだ。今までかなり512メガで無理をしていたということだろう。写真は開けたばかりでメモリを変える前。ほこりがかなり入っていてブロアーで吹き飛ばした。

NHKの時代劇大河ドラマは近頃面白くないとはっきり言おう。高橋幸治や緒形拳の太閤記が懐かしいと言えばあまりにむかしすぎると自分でも思うが。ほとんどの画面で目をぎらつかせ、怒鳴り散らし、感情を際立たせる。時には不快なほどである。迫力のある画面を作ろうと意欲的なのは良いとしても、戦国も、幕末も類型的で、些末な部分ばかりが大写しで、全体の流れがかすんでいる。ドラマって物語がドラマじゃないの。そのとき歴史が動いたの方がよっぽどドラマだ。自分は鬼平犯科帳のファンであるが話はもっと淡々と進んでいくぞ。もっとストーリーと登場人物を大事にした物語を見たいものだ。

このところ寒い日が続いている。冬なんだから当たり前だが、当たり前が徐々に当たり前でなくなってゆくのは怖い。株価は下がり気味だがひとまずめでたい年の初めなのかもしれない。体重は運動不足で上がり気味だが。このところアメリカの話題が多いが、自分もアメリカに付いて考えてみた。常々感謝していることがある。コンピュータとジーパンだ。アメリカ発のものでこの二つには感謝している。思い起こせば子供の頃からアメリカテレビ映画を見てしかも大好きで育った。ベンケーシーとか、アンタッチャブルとか上げていったらきりがないくらいだ。政治家の先生方も同様だろう。そして現在も世界に大きな影響力を持っている。日本も軍事をのぞいては見習う所も多いと思う。又反面教師としても。写真は再び矢筈の遠望だ。手前の白い線は九州新幹線。ふるさとの山にのぼりて言うことなし。

今年の正月は鹿児島は嵐のようだった。29日は曇っていたがあと30,31,1,2と、少し日が射したと思えば雨になり風が吹くというような天気が4日は続いた。そんなときたまたま自転車で買い物に出かけとった写真がこれだ。虹を見ることも少なくなったが、おまけに二重の虹だ。雨がぱらぱら来ていたのですぐにカメラはしまったので、1枚しかないが、すぐに雲がかかって来て虹も消えた。珍しくシャッターチャンスを捕えた写真になったと思う。

ついに昨晩我輩が鼠を銜えて来た。自慢なのか褒めてもらいたいのか、銜えていたものを畳の上に放すと当然のように鼠は素早く逃げ出して、あっちこっち逃げ回ったあげくにどこやらへと消えてしまった。今年の春生まれたような少し小柄なやつだった。しかし逃がしたが鼠を捕まえたという事実は大きく、自分も感動したので大いに褒めてやった。これまで捕って来たものを褒めてやったことはないが、この特別なことで我輩のモチベーションもあがったように見える。実際に鼠の驚異的な能力を知っているので、これを捕まえる猫の能力も驚異的なものである。写真は冬を迎えた水元公園のメタセコイアの林。あれ来年は子年。これって縁起いい。?